福祉にあまり関心がないかたへ Vol.1
僕は福祉にあまり関心がないのかもしれない。
言い換えると、僕にはあまりボランティア精神が無いのかもしれない。
例えば台風や豪雨で被災したまちがあったとして、
そこが友達の暮らしている地域ならボランティアに行くと思うけれど、知らないまちならきっと行かないと思う。
しかも、一人無言でカッコよく行くのではなく、
事前に被災した友達に状況を聞いたり、
周りの知り合いに「ボランティアに行かない?」とか連絡しまくって
誰かを誘っていくと思うからです。
ダイバーシティ(多様性)やSDGsが叫ばれる時代だというのに、
なんだか、もろ手を挙げて前のめりになれない自分がいます。
それは性格といいますか、自分の性質みたいなものかもしれません。
― 自分がどの程度、ボランティア精神を持っているのかわからない
「けっこう頑張ってるつもりなんだけどなぁ」と自分では思っています。
「皆さんは、どの程度ボランティアや福祉に対する意識をもっているのだろう?」と疑問に思ったりします。
「他人のことはどうでもいいのでは?」
「自分の心の問題だよ。」
という人もいるけど、
「従妹の結婚式の祝儀ってどれくらい?」
って尋ねるのと同じで、ある程度足並みをそろえたいという気持ちはあります。
そんな僕なのですが、いっちょ前にこの豊岡が「素朴に優しい街」でありたいと思っています。
インクルーシブというと何だか敷居が高いイメージがしますが、
「困っている人がいたら、普通に手伝う」そんなコミュニティでありたいなと思っています。
「普通に」というのは「自分が負担と感じない程度で」ということです。
これは当たり前の考えかもしれないですが、実践するのは難しい。
個人では始めやすいけれど、できる限度があります。
組織化するとできることは広く大きくなりますが、
専門知識が必要になったり、知らない人と一緒に行動しないといけなくなるなど、
実践へのハードルは高くなると思っています。
― なぜ素朴に優しい街でありたいのか?
普通に優しくされたら、心が嬉しくなるし、ほほえみがこぼれるし、
次は誰かに優しくしようと思えるからです。(子どもみたいな回答ですみません)
そして福祉負担の観点から少子高齢化のすすむ地域では、
みんなが支え合い、その街に合わせた福祉を展開するほうが、効率がいいと思うからです。
「素朴に優しい」を「皆がボランティア精神をもっている」と定義づけると、「それは無理だな」と思います。
しかし人が1日に10~30人と会うとして、3日に1回くらい普通に優しくされるとしたら、
30~90人に一人が素朴に優しければいいので、これなら可能ではないかと根拠のない予測をしています。
しかし「素朴に優しい考え」はできても、それを「行動」に移すとなるとけっこう難しい。
あいさつをしないのは子どもよりも大人?・・・という問題に似ています。
― 問題の原因と解決策を考えてみた
【原因っぽいもの】
1. 「やろう!」と決めた最初はできるが続きづらい。
2. 何かきっかけがないと、できない。
3. 自分だけがやってるとなんだか小恥ずかしい気がする。
4. 組織の命令やお金を貰えたらできるかもしれない。
(もはやボランティアじゃない!)
5. たくさんの人に伝えて輪を広げていきたいが、下手をすると「私やってます」アピールになりかねない。
6. 仕切っている人が胡散臭い場合がある。
7. 仕切ってる人が経験値でマウントを取ってきて傷つく場合がある。
8. 仕組みや事前準備が「できる人頼み」で雑な場合がある。
【ザックリした解決策】
1. 難しく考えずに、普通に優しい方がいいよね?という気持ちを一人でも多くの方に伝えていく。
2. 面白くて楽しいお洒落な福祉系コミュニティつくる。
(すでにたくさんあると思います)
3. 面白くて楽しいお洒落な福祉イベントをユニバーサルデザインでつくる。
4. この「とよニコ」をたくさんの方に見ていただけるように頑張る。
5. 仕切る側は、来ていただいた方が気持ちよく参加できるように勉強し、配慮する。
今思い浮かぶのはこんな感じです。
もう少し詰めていかねばなりませんが、自分のできることからはじめたいと思っています。
福祉ってなんだろう?と考えるきっかけになるかも!Vol2待ってまーす!
待っててもらえるなんて(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
嬉しいです。
このブログを初めて読んで、今まで興味のなかった福祉について沢山知りたいと思えたので良かったです!ありがとうございます!
うれしーす。
最終的には参加する側の意識よりも、受け取る側の助けになっているという事が重要なので、単純に言うと、より大勢にボランティアに参加させる仕組みさえあれば良いのだと思います。
だからこそ、「オシャレだからやる」「ボランティアすることが自分の自己肯定感になる」「楽しいってだけの理由でやる」でもなんでも良いと思うので、参加する人の数を増やせるアイディアがあれば良いのだとおもいます。
たまさん
こんなとこにもコメントうれしーです。
その論点は私がずっと悩んでるところです。
最終的に たまさん 方式(‘ω’) に行きつくとは思うのですが
まだ そこまで完璧に割り切れていない忸怩たる部分もあって。。。
豊岡という田舎で率先して 変化をもたらすならば その「なんだかな」という気持ちを集めるほうがサスティナブルかなと。そういうフェーズだと認識してます。
なるほど 勉強になります
これから、もっとおもしろい記事をかくので、よろしければ読んでくださいな\\\\٩( ‘ω’ )و ////