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「ふくし」を知る・考える

人は人、自分は自分

こんにちは!てらPです。
本年度よりとよニコライターの一員としてお迎えいただきました。
投稿を通じて「多様性」、「子育て」、「障がい」を中心に発信できたらと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

さて今回は「人は人、自分は自分」というテーマで書いてみます。

私には3人の小学生の子どもがいます。親として彼らと接する際に心がけている「人は人、自分は自分」。
そう思うに至る自身のエピソードが2つあるのでご紹介したいと思います。

1つ目のエピソードは私のアメリカ留学時代に遡ります。

私は高校卒業後にアメリカへ渡りました。家族のバックアップがあり、素晴らしいホストファミリーに受け入れられ、様々な経験をさせてもらいました。そのホストファミリーには当時7歳の男の子がいて(以後Kと記載します)、Kが当時18歳だった私の大親友であり、同時に英語の先生でもありました。四六時中同じ時を過ごした彼との思い出はかけがえのないものであり、生涯忘れることはないでしょう。

そんなある時、ホストマザーとKと私の3人でスーパーに買い物に行きました。Kは自分のお財布を持っていて、日本円で2,000~3,000円するオモチャを選び、自分でレジに並んであっという間に買ってしまいました。
買い物が高額であった事、7歳の男の子が自分でレジに並んで買い物をしてしまった事、そして何より母親が彼を止めなかった事に非常に驚いたことを記憶しています。

特に日本では、親は子どものする事にとても厳しく、子どもは親の了解がないとしてはいけないことが諸外国に比べて多いと思います。それなのにホストマザーは一切説教や自分の考えを押し付けることなく、Kの考えを尊重した様に私には見えました。

あくまで「人は人、自分は自分」というように、大人だろうと、子どもだろうと平等で尊重する姿を感じました。

2つ目も、アメリカでのエピソードです。
ある朝バスで学校へ向かっている時にその出来事と出くわしました。そのバスの運転手はかなりイライラしていました。運転は荒っぽいし、愛想はないし、お世辞にも最高のサービスを提供してくれているとは感じませんでした。
そして信号が赤になり、バスを停車した運転手がなんとバスのドアを開けてダッシュで外に出て行ってしまったのです。
「え、仕事を放棄して帰った?」と初めは思いましたが、周りを見ても乗客は誰一人慌てず怒らず平然とした様子。そうする間に信号は緑になり、他の車に我々お客しか乗っていない停車中のバスはどんどん抜かされて行きます。
「学校には遅刻しそうだし、運転手は帰ってこないしどうしよう」
そう考えていると数分後にその運転手はまたダッシュで戻ってきました。満面の笑みで右手にコーヒー左手にマフィンを持って…なんとその運転手は朝食を買いに行っていたのです。
内心「いやいや、仕事中にそれはダメでしょ」と憤りを感じたのと同時に思わぬ結末に少し笑ってしまいました。「ここは自由の国だな」と(笑)

しかしさらに驚いたのは、学校から帰ってホストファミリーにそのことを話しても「ふーん、で?」くらいの受け止め方であったことです。当然日本ではクレーム電話が鳴りそうなこの出来事は、アメリカでは日常でした。

私からすればこんなビックリエピソードは「最高に盛り上がる土産話」のつもりでした。
しかし彼らは「人は人、自分は自分」という超ドライな考え方があり、人に自分の意見を押し付けるという感覚はあまりないように思います。
どちらかというと、他人の言動に自分の心や感情を反応させて怒ったりするより、自分の好きなことや大切なことに時間と労力を使いたい。といった感じです。

世界は広い。
価値観も様々。
「人は人、自分は自分」

○○すべき。○○はダメ。などついつい我が子の意見や人権を無視して干渉しそうになる自分ですが、このエピソードに立ち返っては反省し、一対一の対等な関係で接していきたいと毎日格闘しています。

ぜひ皆様のご意見もまたお聞かせください。ではまた。

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コメント

    • 子育て奮闘中
    • 2023.09.25

    なかなか余裕がない時は親の都合を押し付けがちで… ^^;
    「この子の選択を尊重したい」と肝に銘じていてもできない時があるあの感じって何なんでしょうね。
    てらPさんのように自分自身で目の覚めるような体験をしていると、「人は人、自分は自分」と意識しやすいものなのでしょうか。悩ましい…。

  1. てらP
    • てらP
    • 2023.10.04

    子育て奮闘中さん
    コメントありがとうございます。

    肝に銘じていてもできない。ってのは物凄くわかります‼
    私も忙しさやイライラに追い込まれるとついついこちらの都合を押し付けるときも…(むしろ押し付けないとスケジュールなんて回らない時も多いですよね)
    大切なのは1日の終わりや始まりのタイミングで立ち返って内省することかなって今のところ思っております(^^)

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