自分でつくる・考える・選ぶ
私にできることは小さなことかもしれない。
しかし、一人ひとりができることを考え、行動すると、それは大きな力になる。
そんなことを感じた、とある1日のことを綴ろうと思います。
さて早速に…みなさんこれは何の写真だと思いますか。
第5回目を迎えたイベント「Ethical Village(エシカルヴィレッジ)」にて、最終的に運営の手元に残ったゴミの写真です。
「400人程度の来場があったイベントで出たゴミ」と聞くと、みなさんはどのように感じるでしょうか。
※イベントに対する想いについては、私シズカの記念すべき第1回目の投稿をご覧ください。
(あれから約2年も経っていることに驚きを隠せません。)
2023年をふり返ると、日常が戻ってきたと感じる1年でした。
豊岡市内では週末ごとに各地でイベントが開催され、今日はどこに行こうかなぁと選べる久しぶりの高揚感。
地域行事もほぼ元通りに復活してきて、より自分の住む町を身近に感じ、人と人との繋がりの大切さを再認識しました。
しかし、華やかさや賑やかさの反対側には「イベントではゴミが当たり前に多く出るもの」という現実がありました。
あふれかえるゴミ箱、道端に落ちたゴミを目にして、何かできることがないだろうか、と感じた人も少なくはないはずです。
私自身、エシカルヴィレッジの運営をしてきて、出店者や来場者が増えることで、様々な考え方があることに直面してきました。
その中でも「出店や来場のみなさんにいかに楽しんでもらえるか」を一番に考え、
人やもの、地球に優しいイベントづくりがしたいと、現在進行形で仲間と一緒に試行錯誤しています。
冒頭の写真のように、ゴミがあれだけに収まったのは
関わってくださったみなさんが、イベントの趣旨を理解し、私たちの想いに共感してくださったことが全てだと感じています。
私たちは「マイ皿、マイ容器、マイバッグの持参」を1回目から呼びかけ、「ゴミ箱の設置をしない」選択をしました。
そのことに加えて5回目には
「使い捨て容器を使わない・包装は簡素化または自然に還せるもの」という試みを出店のみなさんに
「マイグッズの持ち込み・有料の食器レンタル・自分で洗って返却」という少しの手間を来場のみなさんに
お願いし、協力していただきました。
あれ、それだけ?と思ったそこのあなた、正解です!
実は「暮らしの中でしていること」をイベントでも実行しているだけなのです。
非日常を求められるイベントに、日常の要素を取り入れること。
それは簡単そうに見えて、不便で難しいことなのかもしれません。
しかし、その場にいる何百人もの人が、一人ひとり自分ができることを考え、行動した結果、「イベントはゴミがたくさん出る」という当たり前が変わったのです。
そして、不便さを楽しんでもらえたことに、大きな喜びを感じました。
自分でつくる・考える・選ぶ、そして新しく知ることのできるイベントを続けていくことが、ふだんのくらしのしあわせに繋がることを願って
まずは、私ができることをコツコツと積み重ねていくとします。
Ethical Village(エシカルヴィレッジ)
毎年心地の良い季節を選んでイベント開催します。第6回目もお楽しみに!
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物に溢れた現代に一石を投じる素敵なイベントだと思いました。末永くより多くの人の賛同・参加が増えるイベントであってほしいです。
てらP様
ありがとうございます。
普段の暮らしに溶け込むイベントを続けることが、誰かの”楽しい”に繋がるように想いを込めています。
今後もよろしくお願いします!