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「自分の町を良くするしくみ。」赤い羽根共同募金

こんにちは!とよニコ事務局のきたむらです。
とよニコ事務局のある「豊岡市社会福祉協議会」は、豊岡市の「赤い羽根共同募金」運動を行う事務局でもあります(ちょっと長いので、ここからは「共同募金」とします)。

毎年10月1 日から全国各地で行われる共同募金。
いつも住民の皆さん、企業・団体の皆さんにさまざまな形でご協力いただいているのですが、どんな募金運動かご存知でしょうか?
今回はこの共同募金について、なるべく分かりやすく説明してみようと思います。
「よくわからないけど、何となく協力している」「よくわからないから協力していない」という方がおられたら、ぜひ最後まで読んでいただきたいです!

募金協力者などに配布する赤い羽根シール(左)と兵庫県共同募金会マスコット「あかはねちゃん」(右)

あなたの身近に困っている人はいますか?

突然ですが、あなた自身や、あなたのそばにいる人は、毎日笑って過ごしていますか?
もし過ごせていたらそれはとても素晴らしいことで、ずっと続いてほしいと思うのですが、
一方で、あなたの知らないところで泣いている人や困っている人がいるかもしれません。

たとえば、ひとり暮らしで高齢のAさん。
コロナが不安で家に閉じこもりがちで、誰とも話すことない日々が続いています。

たとえば、目の見えにくいBさん。
1人で外出することが難しいので、好きな時に好きな場所へ出かけることができません。

また、日本は台風や地震などの災害が多いので、被災により突然住む家が失われる…ということも、この豊岡市でも起こるかもしれませんね。

共同募金で集まったお金は、このような困っている人や支援を必要とする人を助けたり、笑顔にしたりするような活動に使われています

共同募金の使いみち

共同募金は全国規模の運動なので「協力しても、全額、国の事業に使われるんじゃないの?」と思われる方もいるのではないでしょうか。しかし、豊岡市内で集められた募金の約9割は、豊岡市の地域福祉に活用するものとして、次年度ちゃんと割り当てられるのです。ちなみに、残りの約1割は、県内の社会福祉施設の整備や県域で活動する団体などに助成されたり、大規模災害に備えるための準備金に充てられたりします。
なぜ今年度でなく次年度の割り当てかというと、使いみち・目標額を事前に定めて、それをめざして募金活動を行っているから。これにより、集められた募金を計画的に必要な事業に配分することができます。年度を越えた取組みにはなりますが、無駄な使い方・余剰金は生まれにくくなります。

つまり、令和4年度は、令和5年度の配分計画を念頭に置いて募金活動を行うことになります。
豊岡市の令和5年度の共同募金の使いみちは以下を予定しています。

 ◆行政区単位の住民交流の場づくりに対する助成  
 ◆行政区の住民交流活動や当事者団体に対する助成
 ◆ひとり暮らし高齢者・認知症の方などの見守り活動を行っている行政区に対する助成
 ◆福祉委員(※1)の活動に対する助成
 ◆子育てサークルに対する助成
 ◆福祉活動を行う団体に対する助成
 ◆災害ボランティアセンター(※2)の開設・運営に必要な備品整備
 ◆市内の最高齢者・最高齢夫婦にお祝い金を贈呈
 ◆市内の福祉情報をお届けする社協広報紙「NIKO(ニコ)」を発行
 ◆結婚相談所「Hapimari(ハピマリ)」の運営  
1)福祉委員…見守りや声かけを通じて地域の困りごとを発見し、区役員や民生委員等につないでいます。
(※2)災害ボランティアセンター…被災時に現地のボランティア活動を円滑に進めるための拠点で、被災地の社協が中心となって開設・運営します。

竹野地域・草飼区のふれあいいきいきサロンの様子。共同募金では、このような住民交流の場づくりを推進しています。

災害ボランティアセンターの開設・運営訓練の様子。豊岡市の被災時は、社協・市と市内のさまざまな企業・団体が連携して復興支援をすることとなっています。

「少しずつ」がたくさん集まると大きな力になる

ひとり一人ができる支援は小さくても、その「少しずつ」がたくさん集まると、大きな支援になります。
この「支援」は金銭的なものだけではなく、「支え合いの気持ち」のことも指しています。

ガールスカウト兵庫県第61団をはじめ、毎年さまざまな団体が街頭募金に協力してくださっています。

「誰かの役に立ちたい」と募金を呼び掛けたり、募金に協力したりする「支え合いの気持ち」は、きっとそれぞれの暮らしの中で、その人にとって身近な誰かを笑顔にしているのではないでしょうか。
共同募金は、そんな温かい気持ちが広がっていくきっかけにもなると思います。

さて、この共同募金、豊岡市では12月31日まで行われています。
地域で、企業・団体で、街頭で…と、さまざまな形で協力を呼びかけさせていただいていますが、
ご自身に無理のないできる範囲で、この支え合いの輪に参加していただけるとうれしいです。
(ネットからの募金協力も可能です。こちらからお願いします。)
皆さまのあたたかいご理解・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

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