和して同ぜず
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子どもの健やかな成長と幸せを願う「端午の節句」
庭でこいのぼりを泳がせてるご家庭を、最近はあまり見かけなくなりましたが
新緑と五月晴れの空、優しい風に泳ぐこいのぼりは美しいですね。
そういえば、毎朝お天気を気にしながらこいのぼりを揚げて、夕方しまうのは結構重労働でした。
もう随分前のことになってしまいましたが、我が家の狭い庭でも泳がせていました。
外遊びやお出かけしていても、雲行きが怪しくなると大急ぎで帰宅しないといけなくて・・・
今は、室内用のこいのぼりもあって、お天気の心配もなく、お手軽で気持ちが楽ですね。
こいのぼりは、私の父が息子の初節句のお祝いに贈ってくれました。
子ども用自転車、ランドセル、通学用自転車など息子の成長に合わせて必要になる物は
いつも父がスポンサーでした。
好きな色は何色?好きなおもちゃは?
幼児期の息子の好きな色は、赤と黄色。
三輪車は赤、子ども用自転車は黄色を買ってもらっていました。
クルクル回るものが大好きだった息子は、散髪屋さんの前で回るサインポールや
よそのお家の回っている換気扇を見ていてなかなか帰宅してくれず、ちょっと困りました。
「好きなおもちゃは?」と聞かれると「換気扇!」
息子におねだりされ、それを買い与えたのも父でした。
ちょっと驚きでした。
私にとっては、誰よりも世間体を気にして、固定観念が強く厳しかった父が、息子に対しては
「常識にとらわれず接してくれる優しいおじいちゃん」に変貌していたのですから。
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以前は、赤と黒が定番だったランドセル。
今は、淡いピンクとかパープルとかパステル調のランドセルもあって、とてもカラフルになりましたね。
子どもの希望でランドセル選びをしたいけど、選ぶ色によっては悩んだり
戸惑ってしまわれる親御さんもおられるようです。
「6年間もの間長く使うのに、その色で大丈夫?」
「人と違う色でいじめにあわないかな?」とか・・・
そんな時は、自分の中の「常識」や「同調志向」を疑ってみることも必要かな?と思います。
子どもの意見を否定するのではなく、親御さんの意見を客観的に伝え、楽しみながら一緒に選び
選んだランドセルと共に成長し、思い出づくりができたらいいですね。
子どもは、大人が考えてる以上に空気を読んだり、大人の事情を察しているように思います。
「常識にとらわれずに」とか「多様性を認める」と言葉で言うのは簡単ですが
実現するのは難しいことかもしれません。
人や国の不平等をなくすために、まずは自分の持つ「常識」を見直すことも必要ではないかと思います。
和して同ぜず。急速に多様性が大切と言われる時代に忘れてはならない言葉ですね。今の日本は 同じて和せず のように分断がすすんでいるようで哀しいです。
匿名様
コメントありがとうございます。
最近、人との関わりが難しくなっているように私も感じています。
同調ではなく、協調を心がけたいと思いますが、なかなか難しいです。