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終 活 第一章 FIRE的なエンディングノートってありなんじゃね?

人生の終わる準備をしておく終焉活動、その略語である『終活』。

今や耳慣れた言葉になった終活。44歳の私自身は「まだまだ先のことだな」と思ってしまう。実際に終活をしている人はどのくらいいるのだろうか。

ネットで検索してみると、年々増えてきているものの、いつか終活をやろうと思っている人が多く、実際にやってる人は20%くらいらしい。しかも70代になって一気に増える。伴侶や友人やの死を目の当たりにして初めて終活の必要性を実感する人が多いのだろう。

形のあるものはいつか壊れるし、生まれた人は必ず死ぬ。そんなことは誰でも頭ではわかっていることです。しかし、まだ元気なうちに自分が死ぬことを意識して、その準備をするというのは、なかなか腰の重たい作業です。さらに、終活の『終』という文字に切なさといいますか、もの寂しい気がするのは私だけでしょうか。いっそのこと「『セカンドライフプラン』とかにすればいいのに」と思ってしまいますね。

名称はさておき、エンディングノートやエンディングノートアプリに自分の記録を残しておくことは必要でしょう。

名称は「Re:Lifeノート」とかに…(笑)

医療やインフラの発展はもとより、リンダ・グラットンさんの著書「LIFE SHIFT」の影響もあってか、近年急速に人生100年時代とかいわれはじめました。

「60歳は老人」という考えから、「60歳はまだまだ元気な年配者」というイメージに変わってきています。労働人口や年金の関係もありますが、定年年齢も65歳に引き上げられています。将来は70歳になるでしょう。

まだまだ人生を楽しめるステージの年齢層に対し「終活をしないといけませんよ!」と言っても、言ってる側も、言われる側も、なかなかピンときません。まだまだ仕事だって、ボランティアだって、趣味だって何でも謳歌できる年齢だからです。

そう考えていくと、社会的に決められてる定年に左右されることなく、早いうちに自らリタイアして第二の人生をスタートする手もあります。もちろんある程度の資産形成は必要ですが。

そうです。最近よく耳にする「FIRE」です。

最初Youtube でFIREという言葉を聞いた時「情熱的に生きろ!」とか「自分の導火線に火をつけて生きろ!」というようなアグレッシブになることで、人生が充実するんだという意味なのかと思いましたが、実際は『Financial Independence Early Retire』の略でした。

「何じゃそれ!?」ってなりますね・・・

とてもざっくりお話しすると、「お金がまわるなら、早めに引退してもいいんじゃね?」ということです。あくまで選択肢の一つとしてですが。

そうすれば、仕事に囚われず、働いてもいいし、働かなくてもいいということです。自分に選択肢が増えることは幸福度につながります。自由やプライベートな時間も増え、趣味や家族のために時間を使えて、場所にしばられることなく、新たなことにチャレンジできるということです。

一般的にFIREでは年間支出の25倍の資産が必要だといわれています。総資産を年利4%で回すということです。年間120万円の支出をする人は3,000万円、年間360万円支出する人は9,000万円の資産が必要ということです。

「そんなお金どうやって稼ぐねん!?」

となりますが(笑)、そんな「投資を学びながら、自分の好きな人生をのんびり過ごしていくのもいいなぁ」というお話です。

「あれ?」

「このFIREって考え方、引退してからの第二の人生に似てないかしら?」

もしかして、「人生の終焉の準備」ではなく「自分らしい素敵な未来を描くプラン」と考えれば、エンディングノートも旅行プランのようにワクワクしながら書きすすめることができるのではないか?

というふうに閃いてしましました(笑)。

こうなったら、もうプロに聞くしかないぜ!

終 活 第二章 葬儀のプロに聞いてみた につづく

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福祉のサカモト

豊岡市内で会社を経営してます。 今44歳です。 三女の父です。(ライター活動期間:2022.3.15~2024.3.31)

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