本を通して感じた自分の変化

自分の変化を自分で感じる瞬間、みなさんはありますか?
今から約4年前のこと。
筆者の藤原ひろのぶさんの講演を聞いて、なんとなく買っておこうかな〜という軽い気持ちで手に取りました。
それが自分の変化を気づかせてくれた本との出会いです。
ぱらぱらっと読んでみて「なるほど、そういう考え方もあるんだ〜」と思った記憶が。
数年ぶりにしっかりと読み込むと、あれ?なんだか言葉がするりと心に入ってくる…

今回はそんな私の気持ちの変化を軸に、福祉への想いを書き綴ります。
本より先に筆者と出会った春
仕事を一旦退職した4月。
まだまだ感染症の流行が続いていて、世の中のほとんどの人がマスクをつけて生活、さまざまなことを制限されるのが当たり前の頃。
ちょっとだけ不安定な気持ちを抱えていたとき、「朝来の友人が講演会を主催するらしい」と噂を耳にしました。
正直、誰が来るかはあまり重要ではなく、仲間を集めて自分の想いを伝えることにとても興味があって、衝動的に申し込みました。
藤原ひろのぶさんは、不安定な世の中でも、自分を持っていて、やりたいことをやっている人。
講演を聴いてそんな印象を受けました。
自分にはできないなぁ、すごいなぁと、とても遠い存在のように感じていました。
自分のやりたいことって何だろう
講演会の参加をきっかけに1つだけ芽生えた気持ちがあります。
「もしかして私にも何かできるのではないか」
今まで打ち込んでいた仕事を離職してすぐのことだったので、私には時間とエネルギーならたくさんある!と謎の自信が湧いてきたことを覚えています。
それらを、自分のやりたいことを見つけるのに使いたい、と思うようになったのです。

そのときに、まず頭に浮かんだのは、地域社会と繋がること。
「自分の興味」を軸に、いろいろな場所に行き、人に会って話しをしました。
時には次男や友人も巻き込んで…
自分のやりたいことを模索する日々でした。
久しぶりに本を読むと
2024年になってたまたま本を読み返す機会がありました。
あれ、ひろのぶさんの考えていることがわかる。
自分の想いと似ている。規模は小さいけれど、同じことやってる!?
となぜか自分ごとのように内容が入ってきたのです。
その理由を自分なりに考えてみました。
前述の気づきから、農家や水産加工のお手伝いをしたり、自然の中で遊んだり、
地域の子育て活動に参加したり、知らないことをもっと知りたくて市役所に駆け込んだり…
とにかく今の自分にしかできないことを、探し続けました。

そして、規制されてできない経験があるなら、そんな場をつくってしまおう!
と想いをカタチにするイベントも開催しました。

ほとんど豊岡市を出ずに、楽しんだ生活を数年。
本当にたくさんの大切な繋がりができました。
そんな密度の濃い繋がりができ、いろいろな立場の方の考えにふれることができたからこそ
社会の課題が自分ごとになったのだと感じています。
そしてそれは、ありがたいことに、今もなお続いているご縁が多くあります。
やさしい地域を目指して
自分のやってきたことは、側から見ればバラバラなのかもしれません。
自分でもそう思っていた時期もありました。
でも、一つだけ共通していたことがあります。
それは「もっとたくさんの人が楽しんで生活できると、地域社会がやさしくなる」
という想いです。
ただの興味関心でスタートしたことが、自分ごとになり、大切な経験に変わる。
それが少しでも誰かの助けや気づきになっていたらいいなと、今日も楽しいことを探し続けています。

そんな気づきを与えてくれたのは、一冊の本でした。
同じことでも、そのときに置かれた環境や気持ちで、捉え方が大きく変わります。
4年分の大切な経験と自信を胸に、
4月からはまた新しい生活に挑戦していきます。
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