こんにちは! とよニコライターのりかぐらしです。
私は豊岡市の地域おこし協力隊として、地域コミュニティ組織(以下、コミュニティ)の伴走支援をテーマに活動しています。これまでコミュニティについてご紹介してきましたが、今回は少しだけ自分ごとを。ほんの少しだけ、お付き合いいただけたら嬉しいです。
タイトルにもある通り、私は不安障害と付き合っています。こう書くと「えっ、大丈夫?」と驚かれるかもしれません。けれど、これも今となっては私の一部です。
そもそも「不安障害」とは、どんな状態なのでしょうか。
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は「不安障害ってどんなもの?」を皆さんに分かりやすくご紹介できればと思います。
”不安”とは本来どんな感情?

不安は、危険から身を守るために備わっている大切なアラーム機能です。たとえば暗い夜道を歩くとき、背筋がピンと張るような感覚。それは私たちを守るための自然な反応です。
けれど不安はしばしば”心配性”や”気にしすぎ”と混同されることも。 そして、その度合いが強すぎて日常生活に支障が出ると「不安障害」と診断されます。
いまの社会は情報が溢れ、目まぐるしいスピードで移り変わっています。そんな環境では誰でも不安を感じやすくなるもの。だから私は「不安障害は特別な人だけのものではなく、誰にでも起こり得る」と考えています。
その一方で、「みんな頑張っているのに、自分だけ弱音を吐いてはいけない」と我慢してしまう人も少なくありません。そんな人にこそ、「あなたが感じている不安は決して間違っていない」と伝えたいのです。
そもそも不安障害って?

一言に不安障害といっても現れ方は人によってさまざまです。 強迫性障害、パニック障害、社会不安障害、全般性不安障害など。難しい説明は省きますが、大切なのは”不安の感じ方も現れ方も人それぞれ”だということ。
私は3年半前、心身の不調から休職したことがきっかけで不安障害の診断を受けました。
思い返せば学生の頃から、授業中に「息ができなくなったらどうしよう」と強い不安に襲われることがありました。 診断を受けたとき「これはただの心配性ではなかったんだ」と分かり、少しホッとしたのを覚えています。
私と不安―それぞれの向き合い方

不安障害は特別なものではなく、誰にでも起こり得るものです。 ただ、外からは見えにくい症状だからこそ知ってもらえるだけで当人は少し安心できます。
私自身も、周囲の方々の理解に支えられ毎日を過ごしています。また、こうした自己開示は勇気がいるものですが、こんな私だからこそ「ちょっと相談したいのだけど…」とそっと声をかけてくれた友人も。伝えること、知ることが少しずつ安心につながるのだと実感しています。
ここでお話ししたのは、あくまで私の場合です。 不安障害といっても感じ方も過ごし方も人それぞれ。次回は、「日常のなかでどのように不安と付き合っているか」をご紹介できたらと思います。この記事を読んで「知れてよかった」「自分や身近な人に重ねて考えられそう」と思ってもらえたなら嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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