「こども食堂 ハグモグさん」~コロナ禍を越えて~
城崎の街は コロナ禍を越えて今まで通りの外国のお客様も含め観光客の方々が戻りつつあるように見える。
そんな浴衣の似合う街中を自転車で走りながら月一回 いつものように この子ども食堂を楽しみにされてる方々の顔を思い浮かべながらお手伝いに向かう。
朝一番 今日のメニューの下ごしらえの香り漂う中 元気な挨拶でお手伝いに来られる皆さんの笑顔の輪の中に自然に引き込まれる。食事会場のテーブルからはパーテーションも消え お弁当盛付仕様から会食仕様に代わった。
昼食時間になればテーブルに部活帰りの中学生と御一人暮らしのお年寄りと民生児童委員さんが集い その周りに話に花が咲く親子連れが集う。
こんな当たり前の様な理想な形になるまでの3年間。
何度か立ち止まりそうになりながらも乗り越えられた3年間。
一回一回 人との関わり出会いを 大切にされながら 立ち上げられた澤田さんご夫婦の人を繋げられるお人柄と沢山のボランティアさんのそれぞれ色々ある中で居場所を確認しながらこそ この苦難を乗り越えられて続けて来られたのだと改めて思う。(とよニコ記事へ『城崎発(初!) 「こども食堂ハグモグ」さん』)
そんな中 とても嬉しい出来事がありました。子ども食堂での温かい出会いとお手伝いを通して自信を持ってこの春1人の高校生の女の子が大学へと巣立って行かれたのである。
勿論 ご本人の努力や御家族の支え等もあると思うのだが誰もが自然に寄り添える自分達の居場所がコロナ禍を越えて助け合いここに出来た証であるのだとも思う。(とよニコ記事へ『朝起きられない病気』)
そんな素敵な姿を見て気が付けば正直 内向的な性格の私も この居場所に来られる方達に 今生きていく自信を頂いてるんだなとつくつ”く感じることが出来る。
3年間マスクやパーテーション越しで 良く分からなかった沢山の笑顔。
そんな中 今ではマスク越しではあるけれど 笑い声の絶えない調理場に この子ども食堂を民生児童委員活動を陰ながら支えてくださっていた方が親子でお手伝いに来てくださいました。
この方は表に出ずもコロナ禍を共に乗り越えて来てくださったと思っています。初めて親子でのお手伝いを終わられて沢山のボランティアさんと活動された 感想は
「みんな色んな事情や過去があって それでもその中でそれぞれ頑張っていらっしゃるんだなあと思います。」と言う心温まる感想でした。
色んな意味でよく立ち止まって答えが出ない私ですが 後 何年元気に活動出来るのかと思うとこのお言葉は本当に心に響きました。
子ども食堂ハグモグさん。
今では 防災士さんを招いて防災講座を開いたり 子育てに関する講座 そして老若男女どなたもが楽しい夏祭り
をしたりして今必要であろう身近な企画も積極的に開催されています。
ここには 目に見えなくても心から生きていく上での本当の大切なものがあると思います。
これからもこの「子ども食堂ハグモグさん」は沢山の人達の居場所であり 次世代へと繋がりこれからも助け合いの輪がここから広がりますようにと祈ります。
コロナ禍を乗り越えられた今 将来の自分の居場所を想像しながら色んな方々と出会い歳を重ねられたらと思う私です。
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