【専門職とゆるくつながる場 ゆるニコ】暮らしの学校農楽(の~ら)
こんにちは!とよニコ事務局のきたむらです。
とよニコは、あたたかく個性豊かなライターさんとともに記事を更新しているのですが、最近はサイト更新以外の活動もしています。
この記事では、先日行われたその活動「ゆるニコ」の様子をご紹介します。
地域住民と福祉専門職がつながる「ゆるニコ」
「専門職とゆるくつながる場 ゆるニコ」。
これは、福祉に関わるゲストをお招きして、地域住民であるライターさんと気軽に交流してもらおう!という企画です。
福祉職にとっての「当たり前」や「現実」は、地域住民にとってのそれとは違うことも多く、逆もしかり。
「ゆるニコ」には、楽しくコミュニケーションを取りながらそのようなズレを埋めていき、お互いの理解につなげていこう!という狙いがあります。
また、長い目で見て、とよニコの記事や「ゆるニコ」から生まれる連携で、誰かの笑顔につなげることができたら…とも思っています。
そんな「ゆるニコ」を、11月7日(月)に開催しました。
「暮らしの学校農楽(の~ら)」の木村さんに話を聞きました
今回のゲストは、障がいや対人関係の不調などがあり社会参加できなくなっている人のための支援施設を運営している一般社団法人「暮らしの学校農楽(の~ら)」の代表理事・木村さん。
皆さんは、の~らで作られたお野菜をスーパーなどで見かけたことはありませんか?
の~らの皆さんが、こちらのお野菜を作っています。「農楽」の漢字表記から想像がつくように、農業を中心に活動しているんですね。
今回の交流会は、はじめに木村さんから、の~らの活動内容を紹介していただきました。
お話を伺った後、とよニコライターの皆さんとフリートーク。
「ダイジョーブ、ぼちぼちいこか」を合言葉に利用者さんとあらゆる経験を重ねるの~らさんに、皆さんから質問や共感の声がたくさんありました。
すべての内容をお伝えすることはできませんが、約8分のまとめ動画を作ってみました。よければ【チャプター紹介】下にある動画をクリックしてご確認ください!
【チャプター紹介】
① 制度に守られない人たちがいるということ
② 生きやすさにつながるダメ出しと成功体験
③ 予想外?子育て世代との共通点
④ 居場所への関わり方を考える
⑤ それぞれのペースで前に進んでほしい
⑥ 組織・子育てにも役立つ!みんながうれしい「伝え方」
⑦ 誰もが必死に生きる世の中で
時に笑いあり、でも真剣な交流の場はあっという間におひらき。
木村さん、お忙しいなかご参加いただきありがとうございました。
コウノトリが選んだまち・豊岡だから
木村さんが話すなかに、このような言葉がありました。
「豊岡では、コウノトリから田んぼを守るための防鳥対策はしても、駆除まではしなかった。だから最後まで豊岡でコウノトリが生き残った。この地域性・住民性は、障害福祉とも親和性があるんじゃないかと思っています」
ここで木村さんが伝えたいことは、「いろんな人や生き物をまるっと受け入れられる心を、豊岡の人たちは持っているんじゃないか」「だから、障害福祉についても同じことが言えるんじゃないかな」ということだと私は認識しています。
コウノトリには、田んぼを荒らす困りものとしての側面と、優雅に空を舞い私たちを魅了するものとしての側面と、まったく別の顔があります。「いろんな顔がある」って、私たち1人ひとりも同じですよね。
それぞれが必死に暮らす世の中ではあるけれど、「この人にはこんな一面もあるんだな」とお互いを知るきっかけさえあれば、きっと今以上にあたたかいまちになるんじゃないかなと思います。
でも、そんな機会はなかなかないのが現状。まずは一度、の~らさんの施設の前を、お散歩がてらふらーっと通りかかってみてはいかがでしょうか。
協力しながらさまざまな作業をしている皆さんと、可愛い双子のヤギたちが迎えてくれますよ。
【一般社団法人 暮らしの学校農楽(の~ら)】
豊岡市出石町鳥居785
TEL 0796-20-1295
FAX 0796-20-3295
Facebook https://www.facebook.com/noura.jp/
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