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コロナ禍を経て 地域を見守り続ける「庚申祭(こうしんまつり)」

昨年の梅雨の時期も終わりかなと思う頃 天気予報も良い方に外れた 庚申(かのえさる)の日。
近所の山の緑に囲まれた 美しいお庭のお寺の一画に その庚申堂はある。

近くの街の人は親しみを込めて 「庚申さん」と呼ぶ。


庚申と言うだけに 入口には 赤い色の綺麗な沢山の“さるぼぼ”が 願いを込めて 所狭しと飾られている。

この場所のこのお堂は 剣豪 岩見重太郎が 天橋立に行く途中 一夜を過ごしたと伝えられ 庚申尊である青面金剛大童子が祀られ 熱病封じの霊験があるそうだ。


そんな由緒あるお堂を 今は 段々減ってきた近隣5件の家で守る。

朝10時 お堂の掃除 お飾り くじ引き200本の準備。
3年のコロナ禍を越えた今年 色々な事があっても 皆の顔が揃えば 会話に花が咲く。
家とは又違った安心感。お寺さんに冷たいお茶を頂きながら 立派なコミュニティが育まれる。

夕方6時 街中にある 1件の歴史あるお店のお赤飯を小さいホイルに入れてお盆にのせて お参りの方々に配る。 1人ずつ熱封じの糸をお渡しし 横で子供達のくじ引きの歓声を聞きながら 隣保を越えてお参りの方々と会話が生まれる。

何十年も続いて来た庚申まつり。

今年も またその日が近づいてきた。

皆元気にお祭りを迎えられる事に感謝して。。

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うめハコ

豊岡市城崎生まれの城崎育ち。嫁いだ先も城崎で。この街の助け合いの精神が大好き。助け合いの一部となるような情報発信をしていきたいと思います。

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