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初めの一歩 つづきの一歩 ~地域コミュニティ組織の活動~

 少し前の話ですが、久しぶりに地域の活動に参加しました。
 地域コミュニティ組織の、部会活動のひとつです。

 私は数年前からこの部会に所属していますが、今まで片手で数えるほどしか活動に参加していません。なぜなんだろう・・・(言い訳が並びます^^;)
 *日々の生活に追われて忙しく、気持ちが向かない。
 *いつ、どんな活動をしているのか知らない。
 *いきなり入っていけるか不安。
 *参加し続けると休みにくくなるかも。
 *なんとなく億劫に感じる。
 *そもそも自分から進んでではなく、充て職的に会員になったので。

 災害時や防犯対策にはふだんの近所付き合いが力を発揮するといわれます。地域の活動や行事に参加すると、ふだんの近所付き合いが増えて〝つながり″ができていきます。だから、〝参加する″ことは〝つながる″ことになる、とても意味のある大切なことだと思います。
 でも、実際に行動する、参加する・し続ける、ことはなぜか難しい。初めの一歩は勇気がいるし、つづきの一歩も…。

 では、今回なぜ参加する気になったのか。それは、案内のはがきが届いたからです。はがきには、「・・・可能な方はご協力をお願いします。・・・」とありました。このような案内が届いたのは初めてでした。
 中心的に活動している有志の方に聞きました。
 「これまで、ひとり暮らしの高齢者の交流会や福祉まつりを行ってきた。それがコロナですべて中止。でも、何かしたいという思いで、喜ばれそうなこと・役に立つものを、と考えた。会員はたくさんいても実際の活動を知らない人が多いので、案内を出して知ってもらう。来る、来ないは別」
 この日の参加者は想定していたよりも多く、いつもの倍だったそうです。

活動当日のあいさつの様子。活動案内の声掛けからたくさんの〝つながり″が生まれました。

 地域コミュニティ組織の活動は楽しいだけではないし、どちらかと言えば地味です。実際、はがきを見た時は、義務的に「行かなくちゃ」と思いました。その程度の気持ちで参加した活動ですが、終わってみると楽しかったのです。顔なじみの人は少なかったけれど、一緒に作業をする中で会話が生まれ、小さな〝つながり″ができました。

 つづきの一歩を踏み出すきっかけになったと思っています。

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Lamoon

障がいを持つ息子と二人生活をしています。 ちょっと仕事に行ったり、地域の活動に参加したり、90歳前後の親の暮らしを助けたり。 そんな日々で感じたことを綴っていきます。 (ライター活動期間:2022.3.15~2024.3.31)

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