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「ふくし」を知る・考える

今年も立派に元気に咲きました!

はるかのひまわり」を聞いた事がある方は多いと思います。

1995(平成7)年1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生しました。

震災当時、小学6年生だった「加藤はるかちゃん」は、ご両親お姉さんと4人で暮らしていました。1階で寝ていた「はるかちゃん」だけが家具の下敷きになって亡くなりました。

1995年夏、神戸市東灘区の空き地に一輪のひまわりが咲きました。そこは、阪神・淡路大震災で犠牲になった「はるかちゃん」の家の跡地。「はるかちゃん」が隣の家のオウムを可愛がっていて、オウムのエサだったひまわりが芽を出して花を咲かせたのです。近所の人達はそれを「はるかのひまわり」と名付け、「はるかちゃん」をはじめ震災で亡くなった方への供養の念を込め、ひまわりのタネを全国の被災地に配布。震災の悲惨さ、命の尊さを語り継ぎました。そんな思いのこもったひまわりは、現在、日本だけでなく世界各地でも花を咲かせています。
(「はるかのひまわり」を通して「人の尊厳」と「人との関わりの大切さ」を地域社会に広げる活動「はるかのひまわり絆プロジェクト」の公式サイトはこちら!ぜひご覧ください。)
そんな「はるかのひまわり」のタネを、昨年、うちの次男の支援学校の先生からいただきました。早速植えてタネを取り、今年の春に植えた「はるかのひまわり」がこの夏も立派に元気に咲きました。身長160cmある私より、はるかに背が高く、茎の太さは、私の手の指の2本分ほどあります。それに去年も今年もびっくりしたのが、ひとつのひまわりの花の下に、ドンドン花が咲いているのです。

あの悲惨な阪神・淡路大震災から今年で27年。「はるかちゃん」と、犠牲になられた多くの人を思う、日本全国の人達、世界中の人達の思いが詰まった「はるかのひまわり」。今年もこのひまわりからいっぱいパワーをもらいました。

今年咲き誇ったらひまわりから取れたタネを、読者の皆さんにももらっていただきたいなぁ〜と思います。欲しい方はぜひ、「とよニコ」事務局までご連絡ください。来年、「はるかちゃん」と一緒に、元気に夏を過ごしませんか?

【とよニコ事務局】
豊岡市城南町23-6 豊岡健康福祉センター内 豊岡市社会福祉協議会(担当:北村)
TEL 0796-23-2573
※豊岡市社協 本所または各支所の窓口にてお渡しさせていただきます

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なお

竹野生まれ竹野育ち、ゴン太4人の肝っ玉かぁちゃんです。 次男に重度の身体と知的の障がいがあったので、そんな子育てや生活の情報を発信していきたいと思います。

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コメント

    • 谷口のり子
    • 2022.09.15

    微力ながら…
    うちの中学生の息子も地域で育てているひまわりの水やりをさせていただいています。
    本人がどれほど意味を理解しているかはわかりませんが、大人になってこのひまわりの意味を知る日が来るのかなぁと思うと有難い活動だなぁと改めて思います。
    中学生が水やりをさせていただくのですが、親では伝えられない難しい年頃の子にこう言う機会を与えてもらえる息子は幸せだなぁと思います。

    • なお
      • なお
      • 2022.09.16

      のり子さん

      コメントありがとうございます。
      息子さん、感心です!
      地域の方の活動も素晴らしいです!
      息子さん、すでに「はるかのひまわり」の意味を知っておられるかもですね。息子さんの優しい気持ちも、一緒に毎日注がれていたと思います。きっとステキな花を咲かせていたんでしょうね🌻

    • 潤ママ
    • 2022.09.16

    阪神大震災…

    94年3月に高校卒業し社会人としてスタートした翌年でした。
    西宮にいた私はもちろん被災し、体育館にて過ごす日々。顔なじみのおばちゃん、職場の人、出会った人達を失う経験をしました。
    忘れてはいけない。
    でも思い出したくない。

    震災の話が出るたび、複雑な心境になってしまいます。

    親になり、大阪北部地震にも遭い、子供をもっての地震を味わい不安はあるが自分が強くなった気がしてます。

    前を向き、進むことで広がる世界がある。
    つくづく感じます。

    はるかちゃんのヒマワリの話は初めてでしたが、あの頃の自分と今の自分を見つめ直してしまいました。

    長文にて失礼しました。

    • なお
      • なお
      • 2022.09.19

      潤ママさん

      コメントありがとうございます。
      阪神淡路大震災、大阪北部地震と、大変な経験をされたんですね。

      私はすでに豊岡に帰っていたので、友達の話や当時の映像や記録でしか知らないのですが、震災の前日は、神戸で遊んでました。半日時間がずれていたら、私は今ここにいないかもしれないのです。

      色んなタイミングで生死を分ける自然の恐ろしさ…
      1階で寝ていたはるかちゃんも、もし2階で寝ていたら助かったのかもしれません。本当に悔しさしかないです。

      私も親になり、自分の命より大事な我が子を亡くす悲しみは耐え難いものがあります。

      あれから27年…はかちゃんは、たくさんの人達の中で生きてます。今年もはるかちゃんのひまわりに癒された私でした🌻🌻🌻

  1. この度はご紹介ありがとうございます。
    来年は豊岡市が益々心豊かな故郷になりますように!

    • なお
      • なお
      • 2022.09.19

      はるかのひまわり絆プロジェクトさん

      コメント、シェアしていただき、ありがとうございます🙇‍♀️
      「はるかさん」と「とよニコ」が繋げてくださった出逢いに感謝です❤️

      来年は「はるかのひまわり」でいっぱいになり、たくさんの人達が癒される豊岡市になって欲しいです🌻🌻🌻

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